留学中の授業ってどんな感じ?雰囲気は?
フィリピンのバコロドにある「E-ROOM」という英語学校に、1か月(2023年の11~12月)の語学留学に行ってきました。
この記事では、留学中の「1日のスケジュール」や「どんな授業を受けていたのか」を、具体的にお伝えしたいと思います。
では、はじめて行きます。
レベルチェックテスト
留学初日は、その人の英語レベルを測る「レベルチェックテスト」がありました。
「筆記試験」と「英語での面接」で、大体1時間くらいでしょうか。
このテストの結果によって、「どのグループクラスに入れるか」「どのテキストにするか」が決定し、「1日のスケジュール」が作成されます。
1日のスケジュール
上の画像は、僕の留学当時のスケジュール。
「8時にグループクラスを受けて1時間休憩。その後、ランチを挟んで6コマのマンツーマンクラスをぶっ続けで受ける」という感じになっています。
12~13時はランチタイム休憩。ちなみに朝食は7~8時、夕食は18~19時。
スケジュールは、最初は自動的に決まりますが、気に入らなければ2週目からは変更可能です。
マンツーマンクラス
「マンツーマンクラス」は、フィリピン人の先生と1対1で学習を進めます。
授業内容
「ボキャブラリー」や「グラマー」などいくつかの科目があり、それぞれ指定されたテキストに沿って進めます。
当然ですが、会話もテキストもすべて英語です。
・初日は、自己紹介や雑談でほぼ終わり。
・2日目からは、最初に雑談を10分くらいして、テキストに行くことが多い。
・週末は小テスト。
という感じ。
小テストと言っても、口頭で質問するだけだったり、プリントを1枚やるだけだったりと簡単なもの。正直、分からなくても問題はありません。
雑談
マンツーマンクラスは、基本的に毎日「雑談」から入ります。
授業が始まると、最初に「週末何してた?」「朝ごはん何食べたの?」「前のクラスはどうだった?」などを必ず聞かれ、「テキスト前の雑談タイム」に入ります。
この雑談が結構楽しくて、休み明けの授業では「週末のおでかけの話で盛り上がって50分終わり」、なんてこともあります。
僕は「安くておいしいローカル店」や「おすすめの観光地」なんかを聞いたりして、休日に足を運んでいました。
英語を使いつつ「現地の文化」や「ローカルな情報」も知れるし、先生とも仲良くなれるしで楽しいのですが、「しっかりテキストを進めたい人」はその旨を伝えたほうが良さそうです。
予習>>>宿題>復習
僕は復習はあまりできませんでしたが、予習はけっこうやってました。
そもそもテキストも会話もすべて英語なので、最低でも「テキストに書いてある内容」を理解できないと授業になりません。
なので、「翌日やるテキストの内容をサラッと見て理解しておく」「知らない単語は調べておく」ということだけは、必ずやっていました。
宿題は先生によってバラバラで、「全く出さない先生」もいれば、「ほぼ毎日出す先生」もいます。
個人的に、優先順位は「予習>>>宿題>復習」と言う感じでした。
グループクラス
グループクラスは「学生数人+先生1人」で学習を進めます。テキストはありません。
授業内容
先生が毎回「今日はこれをやります」みたいな感じで、授業内容が決まります。
・「先生の準備したトピック」についてディスカッション。
・英単語を使ったゲーム。
・「事前に出されたテーマ(課題)」を一人ずつプレゼン。
一番多いのはディスカッションで、先生が「指定したトピック」について学生に質問し、話を広げていくパターン。
あとは、英語のトークゲームやボードゲームで、楽しみながらボキャブラリーを増やすような授業もありました。
プレゼンは「マンツーマンでの小テスト」のような位置づけで、週初めに「週末はこのテーマでプレゼンしてね」と言われ、「週末までに資料を作る→金曜に発表」という流れです。
テーマは、「フィリピンと日本の文化の違いを5つ調べる」「フィリピンのことわざの意味を調べる」みたいな感じでした。
人見知りにはつらい(愚痴)
僕は正直、グループクラスは苦手でした。
日本人相手でも人見知りする内向型なので、「国も文化も違う人たち」と毎日50分も「真面目なディスカッションで自分の意見を主張する」のは、かなり気を使うし疲れます。
先生やクラスメイトに不満があるわけではなく、僕が「みんなで気楽に意見をぶつけ合う」や「細かなニュアンスが伝わらない」のが苦手というだけ。
僕のような気質の人は、グループクラス少なめ(マンツーマン多め)が良さそうですね。
プレゼン資料作成が宿題
グループクラスの場合、テキストがないので基本的には予習・復習は必要ありません。
「授業中にわからなかった単語を後で調べる」というくらいです。
宿題もありませんでしたが、週末にプレゼンがある場合、実質的には「プレゼン資料作成=週末までの宿題」でした。
英語力は上がった?
正直、肝心の英語力はそれほど上がったようには感じません。
まあ1か月と短期間なので仕方ないのですが…。
とはいえ、ある程度良かったなと思える点はこれ↓
・留学を申し込んでから、無駄になるのが怖くて焦って勉強した。
・独り言・考え事も英語でするようになった。
・「外国人と英語だけで長時間話すこと」に対する恐怖が減った(慣れた)。
1か月だと、英語環境にやっと慣れてきたころ。「これから本格的に伸びそう」という時に帰国になってしまいます。
逆に言うと、「3か月もいれば、それなりにできるようになるだろうな」という感じもしました。
まとめ
・グループクラスはやはり陰キャには厳しい。
・マンツーマンはかなり勉強になるし、意外と楽しかった。
・もうちょい緩いスケジュールで、予習・復習に力を入れてもよかったかも。
・しっかり英語力を上げるなら3か月は必要そう。
僕のいたE-ROOMでの授業風景は以上のような感じです。
フィリピンの他の語学学校も、それぞれ特色はあれ、授業・学習内容は似たり寄ったりだと思います。
何かの参考になれば幸いです。
それでは。