この記事では、佐柳島への行き方と、基本情報をお伝えします。
佐柳島の基本情報
所在地:香川県仲多度郡多度津町
所属海域:瀬戸内海
所属諸島:塩飽諸島
外周:6.6㎞
人口:約60人
猫口;100匹以上
佐柳島は香川県の西部、多度津町に属する島。
多度津町は、「うどんで有名な丸亀市のお隣」と言えばイメージしやすいでしょうか。
小さな島ですが、人口より猫の方が多く、「猫島」として猫好きには有名な場所。
猫が堤防をジャンプする「飛び猫」の写真が有名です。
島内には「本浦」と「長崎」という2つの地区があり、それぞれの集落に港や「両墓制のお墓」があります。
まずは高松・丸亀から多度津港へ
遠方から来る人は、とりあえず高松や丸亀に移動し、そこから「多度津駅」を目指すことになると思います。
多度津駅から、佐柳島行のフェリーが出る「多度津港」までは徒歩15分くらい。
参考までに、僕が実際に移動した経路を載せておきます↓
大阪
↓4時間/4,800円(🚌高速バス)
丸亀
↓6分/240円(🚃JR)
多度津駅
↓15分/0円(👣徒歩)
多度津港
↓50分/690円(🚢フェリー)
佐柳島(本浦港)
多度津駅から多度津港の間は、コンビニや小さな飲食店はありますが、キャットフードが買えるようなところはありません。
エサは、高松や丸亀で調達しておきましょう。
多度津港→佐柳島のフェリー
多度津港→佐柳島は船移動。
「たどつ汽船」が運航するフェリー、「新なぎさ2」に乗船します。
時刻表
下り(多度津→佐柳)
多度津 | 高見島 | 佐柳本浦 | 佐柳長崎 | 真鍋島 | 備考 |
06:55 | 07:20 | → | 07:50 | ||
09:05 | 09:30 | 09:55 | |||
14:00 | 14:25 | 14:50 | 15:05 | ||
14:50 | → | 15:10 | 土曜のみ | ||
16:20 | 16:45 | 17:10 |
上り(佐柳→多度津)
真鍋島 | 佐柳長崎 | 佐柳本浦 | 高見島 | 多度津 | 備考 |
07:50 | 08:05 | 08:30 | 08:55 | ||
10:00 | 10:25 | 10:50 | |||
14:30 | → | 14:50 | 土曜のみ | ||
15:05 | 15:25 | 15:50 | 16:15 | ||
17:10 | 17:35 | 18:00 |
日帰りなら、「行き」は多度津から9:05か14:00のフェリー、「帰り」は佐柳本浦から15:25か17:10のフェリーに乗る人が多いです。
島で1泊するなら、どのフェリーでも大丈夫ですが、ネコノシマホステルのチェックインは17時からです。
島にはネコノシマホステル以外、飲食店も自販機も無く、商店も不定休。
早く行き過ぎるとやることが無くなったり、ゆっくり休憩できる場所が無くて、疲れてしまうかもしれません。
また、土曜日のみですが真鍋島まで行く便があるので、多度津→佐柳島→真鍋島→笹岡と、「猫島2つを巡りつつ本州へ渡る」ということもできます(逆ルートも可)。
料金
多度津 | 高見島 | 佐柳本浦 | 佐柳長崎 | |
多度津 | ― | 500円 | 690円 | 790円 |
高見島 | 500円 | ― | 370円 | 470円 |
佐柳本浦 | 690円 | 370円 | ― | 100円 |
佐柳長崎 | 790円 | 470円 | 100円 | ― |
料金は、多度津港の乗船券売り場で支払います。たぶん現金のみ。
車両は予約制ですが、乗客は予約できません。
とはいえ、自動車積載時でも95人まで乗船可能。「満員で乗れない」なんてことはほぼ無いので、安心してください。
乗船券売り場は、出港の30分前くらいまでは開きません。
係の人が来て、開けてくれるまで待ちましょう。
多度津→佐柳本浦は、往復券を買うと1,320円。60円ほどお得です。
船内
「新なぎさ2」は、2015年進水の比較的新しい船。
トイレなども結構きれいです。
・客室は1階と2階の2か所
・1階に飲料自販機とトイレ
・2階後方にベンチ
個人的におすすめは、2階の外のベンチ。外なので寒いですが、眺めが最高です。
また、佐柳島は自販機も無く、商店も不定休。
飲み物を持ってない場合は、船内の自販機が「飲料確保の最後のチャンス」かもしれません。
(たどつ汽船の公式サイトはこちら↓)
佐柳島の2つの港とその特徴
佐柳島には、本浦港と長崎港という2つの港があります。
島に渡る場合は、このどちらかから上陸することになりますね。
それぞれの港の特徴を、お伝えします。
本浦港
多度津港から本浦港のフェリーは1日3.5往復。
「飛び猫」を撮りたい人は、本浦港の南部の堤防へ行くでしょうし、本浦港前・神社・郵便局と「猫スポット」も近いため、多くの観光客はここで降ります。
港の待合室前や広場にはたくさんの猫がおり、ベンチもいくつかあるので遊ぶのは簡単。
「日帰りで猫と遊ぶ」のが目的なら、行きも帰りも本浦港にするのがおすすめです。
また、本浦の観光スポットの一つだった大天狗神社ですが、現在(2024年4月)はイノシシ出没のため「立ち入り禁止」となっています。
長崎港
多度津港から長崎港のフェリーは1日2往復と、本浦港より少なめ。
多度津港から来る場合、本浦港で降りるより時間もお金も少しかかるためか、こちらで降りるのは地元の方がほとんど。
そのため観光客が少なく、のんびりした印象です。
港近くに猫は少ないですが、さらに北へ行くと、多くの猫が集まっている場所があります。
また、長崎地区の北端にある「埋め墓」はかなり大規模で、香川県の有形民俗文化財に指定されています。
このお墓が目当ての観光客もいるようですね。
まとめ
と言うわけで、佐柳島の基本情報&アクセスをお伝えしました。
フェリーは1日4便ほどあり、高松から日帰りも可能と、離島としてはアクセスも悪くありません。
猫好きなら一度は訪れてみてはいかがでしょう?
それでは。